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電気・ガス・水道まですべてお任せ!――ドイツのエネルギー・水道公社
ドイツの電気・ガス・水道料金の精算方法は、さまざまな点で日本と異なっている。電気・ガス・水道のいずれも地元のエネルギー・水道公社が管轄し、請求も一元化されているのが1つ。また、支払いは月々の銀行引き落としだが使用量の検針と精算が年にわずか1度しかない点もずいぶん違う。
日々の生活に欠かせない電気・ガス・水道の供給を一手に引き受けるエネルギー・水道公社には、近年さらに「省エネの取り組み」と「再生可能エネルギーの支援」が社会的責務として求められるようになってきた。
(中略)
実は電気・ガス・水道に加え、地域熱供給も公社が担当している。地域熱供給とは発電所・ゴミ焼却工場・熱供給専用施設で造られた熱を温水として市街地や工場地帯に循環させ(右写真)、暖房・給湯に利用するエネルギー・インフラである。昔は無駄に捨てられるだけだった発電所やゴミ焼却工場の廃熱を有効利用する仕組みで環境保全に大きく寄与している。
(中略)
日本ならば電力会社とガス会社は住宅の「オール電化」VS.「お得なガスの利用」のような競争を展開しているが、公社が両方を手がけるドイツではこういったシェア争いに意味はない。それよりも、地域温水供給を含め社会全体のエネルギー供給がどうあるべきかという「エネルギーのベストミックス」こそが重要テーマとなる。
(中略)
電力に関しては自由化が進んでおり、消費者は全国どの電力会社とでも契約ができる。(略)少々割高なのを承知で再生可能エネルギー電力だけを供給する「グリーン電力会社」を選択する消費者が結構多い。