Apr
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海外でカエルなどの両生類の大量死の原因になっているツボカビという菌は、日本を含む東アジアを起源に海外に広がったのではないかという研究結果がまとまりました。
カビの一種のツボカビは、カエルなどの両生類が感染すると皮膚呼吸ができずに死んでしまうもので、特にオーストラリアや中米では10年ほど前から大規模な被害が出ていますが、日本や東アジアでは、被害はほとんど確認されていません。ツボカビの感染の仕組みなどを探るために、国立環境研究所と麻布大学などの研究グループでは、オーストラリアと中米のパナマ、それに日本で採取されたツボカビの遺伝子を調べました。その結果、日本のツボカビには遺伝子が異なる20以上の種類が確認されましたが、オーストラリアでは1種類、パナマでは2種類しか確認されませんでした。このため研究グループでは、ツボカビはもともと日本を含む東アジアに古くからあったもので、それが世界中に広がった可能性もあるとみています。国立環境研究所の五箇公一主席研究員は「日本の両生類にはツボカビに対する抵抗力があるとみられ、そのメカニズムを解明すれば、今後、海外での被害を防ぐことにもつながる」と話しています。